おまじないの塩


これは、あるジュエリー職人さんが行われていた事柄なのですが、心温まる話なので御紹介致します。

かなり以前は現在一般的なジュエリーの制作方法である鋳造を行わず、すべて貴金属地金を叩いて延ばしたり、ヤスリで削って成形したり、パーツをロー付けで組み合わせたり、といった加工方法が殆どだった時代には、ジュエリーの量産品は存在してなくて、すべてが一品物の手作りでした。

その頃は作業をする机も畳に胡坐をかいて座るような高さの机ばかりだったそうです。

制作を担う職人さん達も職場と自宅がすべて一緒という方ばかり。

そのような人のごく普通の生活の場から作られてくるエンゲージリングを、ただ、そのまま御客様に納品するということではなく、その職場に居る職人さん達で完成したエンゲージリングをケースに入れて「お清めの塩」を振りかけ、指輪が新生活をスタートさせる御夫婦に幸せを呼び込むものになるようにと柏手(かしわで)を打って御祈りしたそうです。

とても昭和30年代な話ですが、粋な風習ですね!

私も同様の気持ちであろう!と思いました。

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