こころの時代


今、いろいろなところで感じる、あることがあります。

それは、だいぶ前にトヨタのCMに使われたコピー「モノより思い出」という言葉に象徴されることです。

10月と11月に2度中国 上海に行って来たのですが、その際、普段から思っていたそのことをより一層強く感じました。

▲上海の街並み(1)

▲上海の街並み(2)

▲上海の街並み(3)

単純にモノを求めるような時代は(大分以前から少なくとも日本では)終わったと思います。 対象がモノであっても、そこにどんなこだわりやストーリーがあるかに惹かれ、それを求め、使用し、そして、自分(達)だけのストーリーや思い出を生む。 そんな循環が出来る(ように感じる)モノを求めるようになっています。 ここでいう「モノ」には、サービスも入ります。

極端に安さだけを求めるモノや使い捨てていくことが一番の目的である消耗品(の一部)は、そうでないかも知れません。 少なくとも時代をリードする分野、時代を象徴する分野では確実にそうなっていると言っていいでしょう。 

かつて中国製品は、日本人にとって安いけど作りの悪いものでした。 でも、それも過去になりつつあります。 製品自体は、明らかに良くなっています。ちょうど、日本の1970年代のように。

上海を歩いていて、ここに住む人は、日本人が買っているものと同じものをより安く買って、使っているのだろうな。得だなあ。 でも、現地の人の収入や物価からすると安いことにならないのか? ただ、日本人並みかそれ以上の収入の人も上海には結構いるから、やっぱり安いと感じる人もいるのだろうなと色々考えてしまいました。

私自身、例えば食事を取る際、いくら美味しくても、安くても、感じの悪い応対をする店やいかにも不衛生で、きれいにする気がなさそうなオーナーがいるところには行く気がしません。

家電品や服を買うときにも、デザイン、スペック・素材感、価格はそれなりに押さえた上で、後は、その店でずっと買いたいかを考えます。 ずっと買いたいと思わないところでは、1回目も有りません。

わずかな買い物の選択の時間も、それを人生の一部としてより良いもの(つまり、ストーリー)にしたいという気持ちが自然に生まれるように思うのです。

そんな気持ちに敏感な企業やお店が、これからの国際化の中、モノの流通が激しい時代でも愛されて行くのだろうと考えています。

1/f のスタッフも、お客様お一人お一人の、お一組お一組の素敵なストーリーをお創りするお手伝いができる感性が備わっているかどうかが、今まで以上に大事だと思います。 

そう、私達1/f の目的は、ジュエリーの販売ではなく、“ジュエリーを通じて、お客様お一人お一人の素敵な思い出の1ページを作るお手伝い”なのだと改めて思います。