すり板 on the 木台


一般的なジュエリー製作用机は写真のように弧を描く大きな凹みのカーブ中央に「すり板」と

呼ばれる、ヤスリで形を削り出すときに品物を安定させるためにある板を固定する「鎹」(カスガイ)

という金具が取り付けられています。

私の場合は通常の事務机の上に3cm厚の板材を置き、さらに「木台」と呼ばれるヒノキの木の

切り株で出来た、本来は鍛造するための「金床」(前ブログ参照)を固定するための木を取り付けた

ものに「鎹」(カスガイ)を付けて作業机としております。

この理由はヤスリを用いて金属を削る時に、僅かでも力が逃げることを防ぐためにこのような対策を執っております。木の切り株の厚さは19cmで直径は35cmあり、ヒノキ材なので、とても重量も

あって、かなりの力を掛けてヤスリ掛けの作業を行っても力が逃げることはありません。

もちろん、市販されている専用机に特別問題はありませんが、作業するにあたって僅かにでも

「力の逃げ」が気になるとストレスになります。

私の知り合いの職人さんたちも自分なりの工夫をして、使いやすい机に改造してますね。

集中できる作業環境は繊細な仕事には必要不可欠です。