イングの歴史と思い出2


2008年05月10日

こんにちは。 オーナーの武田です。

自社でデザインしたジュエリーを完成品で取引先に卸し始めた株式会社 イングは、1991年 自社工房を設置し、自社で企画し、デザイン作成し、原型を製作し、完成品を制作するようになりました。 自社工房を持てたのは良かったのですが、2名から20名以上にいきなり増え、今まで必要なかった人事管理や総務・経理的業務、技術指導に親睦会の企画などたくさんの業務が加わったため、楽しんで仕事をしている場合で無くなりました。 いろいろな課題も出てきました。  そうした中、徐々に、この景気はバブルだったのだと言う感覚が日本に広がってきたと思います。 銀行や証券会社などがどんどんM&Aを繰り広げだすことになるスタート時点です。  ジュエリーの業界でも大きな会社から順番に無くなっていきました。 イングへの受注も急激に減っていきました。 一方、取引先への納品単価や納期はどんどん厳しくなって行きました。 

このままでは、会社が成り立たなくなると言う時、私を含む企画・デザインと原型制作メンバーの3名で、他の世界中のどんなリングよりもダイヤモンドを輝かせるモデルを生み出したいと考えました。 そして、様々な試行錯誤を繰り返しました。 通常より細い爪で、ダイヤモンドのカット面の中で唯一、輝きと色に影響しないガードルという箇所を留めることで、今まで不可能だったルース(裸のダイヤモンド)と同じ輝きをし、無色を無色のまま堪能できるジュエリーが完成したのです。   今までのどのジュエリーよりもダイヤモンドを輝かせるセッティングを用いたこのモデルをVenusGlareと名づけました。 “ヴィーナスがまばゆく輝く”という意味です。 ヴィーナスは愛と美の女神であると共に夜空で最も明るい美しい星です。  ダイヤモンドを世界で一番輝かせる石留の技は、特許を取得しました。 しかし、すぐには市場に出しませんでした。

それがなぜかは次回お話したいと思います。



投稿者 ING : 2008年05月10日 12:52| オーナーより

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