パワーコントローラー


ゴム型を用いて型取りしたワックス(蝋)で出来上がっているリングの記事を以前、話題に取り上げました。

https://f1-jewel.jp/atelier/2009/07/post_52.html

これを溶かしながら細工してゆくのに一般的には専用の「ワックスペン」と呼ばれる工具を使いますが、当社では精密な半田付けを行うための「半田ごて」を使っております。

以前に上野の東京国立博物館で見た「カルティエ展」で様々なジュエリー制作作業のフィルムを公開していたのですが、カルティエの工房でも半田ごてが使われてました。

この半田ごてを使用するときにワックスを微妙な加減で溶かすために電圧を調整して対処します。

そのときに写真の「パワーコントローラー」を使います。

△パワーコントローラー

35V~100Vの範囲で加減して半田ごての先端温度を作業しやすい所に定めます。

昔からある「超アナログ」な機械ですが、これが無いと繊細な造形が不可能なんです。

秋葉原の非常に間口の狭い小さな電気部品を扱っている店で購入できますが、隣接している真空管屋とかスピーカー専門店などにも気を取られてしまう私なので、あえて時間の余裕のないときに、このような電気部品を買いに行きます。

そうしないと電気街が楽しすぎて買い物が終わりません(笑)

職人さんたちには工具店萌え~、とかホームセンター萌え~な人が多いのです。

私もその一人です。

工房 鈴木