代用品のロー付け台


写真のロー付け台は非常に変わった形状をしてますでしょ?

これはプラチナの鋳造機で使用されるシリカ材で出来ている坩堝なんです。

地金熔解を何回も行った後、坩堝として使えなくなったものを、このようにロー付け台として使っています。写真ではアケ型で作った地金インゴットを焼鈍していますが、特に使うのは小さなパーツ同士をロー付けするときに、高さが5cm以上あるので耐火レンガの上に置き、レンガには自分の手を置いてブレないようにした状態でピンセットを持って手首から先だけを動かすようにしてロー付けします。

作業をする上でかなりのストレスの軽減になりますよ。

やすりを掛けるときには脇を閉めて、腕を安定させるようにして、やすりを掛けるということと同じですね。

私もジュエリー制作の初心者だった頃は、ロー付けの際にピンセットにローを挟んだ右手が、左手にバーナーを持ち、足でフイゴを踏んで空気を送っていると震えてしまって、

上手にロー付けするのが困難でした。(こうした経験のある方、多いはずです)

しかし、作業する手や腕を何かで安定させることを覚えたら、割と早く上達してゆきました。

ちょっとした工夫の積み重ねが技能を高めてゆくのです!

工房 鈴木