地金圧延用ローラー



こんにちは、クラフトパーソンの鈴木です。

写真に映る、鉄の塊で幾つもの歯車で構成されている機械は「地金圧延用ローラー」と呼ばれるものです。

基本的には貴金属を溶解してインゴット状に凝固させた後に

中央部に上下に取り付けられているロールの隙間部分に地金を挟み込み、ロール部分を手の力で回転させて地金に圧力をかけてゆき、

必要な厚みになるまで圧延鍛造をする機械です。

現在、ほとんどのジュエリーは鋳造によって作られるため、

このローラーによる鍛造でのジュエリー制作は非常に少なくなりました。

当社においても同様ですが、その他の目的では現在でも、このローラーは大活躍をしているのです。

どのようなものを作るときに用いるのかと申しますと

当社で使用している地金(Pt950、プラチナゴールド、ハニーゴールド)は、地金インゴット作製の段階から当社独自の工程を経て作られますので

その素材を溶接(ロー付け)で組み立てるために必要な「ロー材」も

市販されておりませんので、オリジナルのものを自作しなければなりません。

様々な地金合金のインゴットを作り、極薄の板状になるまで、

このローラーで圧延してゆきます。

このロー材作りはローラーなくしては、全く不可能なんです。

22年間、手入れをしながら使用し続けておりますが壊れません。

かなり愛着のある道具のひとつとなりました。

クラフトグループ 鈴木 誠

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