夏を告げる小さなゲスト


私は雨の激しい日以外は、ハリーと一緒に徒歩で会社に向かいます。

その途中、子供の頃はなんとも思わなかった雀のさえずり声の美しさに耳を傾け、一時楽しい気持ちを味合わせてもらいます。その他にも都会でも一生懸命に生きている鳥達が結構いますね。

先日、いつものそうした通勤途中、つばめがヒューンと弧を描いて、ある建物の駐車場になっている1階に飛んでいくのを見ました。

道路からその駐車場の天井を覗くと、作り始めたばかりの巣がありました。 “たぶん、これから一生懸命、都会には乏しい材料をせっせと運んで巣を作るのだろうなあ。”心の中で「がんばれ!」とエールを贈りたくなりました。

そして、10日間程経ったのでしょうか、今日、その場所を通りかかる幼いことがすぐ分かる鳥の鳴き声がいくつか重なって聞こえました。


親つばめは立派に巣を作り、雛が生まれていたのです。

しばらく見ていると、親がヒューンとまたきれいな弧を描いて飛んできました。 餌を捕まえてきたようです。

このアスファルトとコンクリートがほとんどの街で、この数の雛が満腹になって成長できる量を捕るのは大変だろうなあ、と親つばめの気持ちになりました。


でも、きっと親つばめは人間より強いから、そんな弱気にはならず、ひたすら餌を探し、子供たちに与えるのでしょうね。

頑張っているのは、人間だけではないですね。