練習用素材


2年前に私は国家資格である「貴金属装身具製作技能検定一級」の資格試験に会社の皆さんの御協力もあり、合格致しました。

このとき、久々に痛感させられた事柄は「正確に作る」ということの難しさです。

この試験内容では、誤差として何箇所かは0.1mmの狂いは許されます。

しかし油断していると見逃した誤差が最後になって大きな狂いとなって現われてきます。

結果は不合格となってしまうのです。

技能検定試験を受ける、受けないに関わらず、また、制作経験年数が多くあろうとも、正確な作りができるように基本に立ち返る練習を時々行う必要があります。

それは、御客様に私たちが胸を張って品質に自信を持って当店のジュエリーを購入して頂くことに繋がることだからです。

それで自身の技能の状態を客観視するときに、写真の銀製の正方形をすべての辺が同じ長さ、平行であるべき辺と辺は平行を保ち、垂直であるべき面と面は絶対に垂直であることを、やすりで削って表現するという課題を行います。

トライしてみる度にかなりの集中力が求められますが、職人であれば、このような修練の積み重ねが御客様に満足して頂ける品質を維持する唯一の方法として甘受する必要を感じます。

工房 鈴木