けがき針


こんにちは、制作の鈴木です。

今週御紹介する工具は「けがき針」です。

宝飾用語で「けがき」とは貴金属の板状の地金を適正な寸法に糸鋸で切り出してゆくために目安となる細い線を描くことを意味します。

確かではありませんが、髪の毛のように細い線を地金表面に引くということから、「毛書き」と呼ばれたのではないかと思われます。工具の左側の先端部分は尖っていて、この部分をステンレス製の定規に当てて線を引き、右側の二股に別れている部分はコンパスとして使います。

材質は鉄で出来ておりまして、使わないでいるとすぐに錆びてしまいますが、これは日々使っておりますために綺麗な状態です。

人の身体、頭脳も使わないでいると「けがき針」同様に錆び付いてしまいますから、そちらの手入れもしないといけないと感じている今日この頃ですが・・・むずかしいところですね(笑)