玉ぐり鏨


△玉ぐり鏨

この工具は前出の「手押し鏨」

https://f1-jewel.jp/atelier/2009/04/post_37.html

の一種で「玉ぐり鏨」もしくは「ミル鏨」と呼ばれているものです。

全体的に丸い棒でありまして、先端部分も円形で凹面状になっています。

そして23本、ワンセットで先端の凹みの直径がそれぞれで違っています。

どのような場面で用いられるのかというと、一般的にはメレダイヤを爪で留めるときに、そしてメレダイヤを地金表面に埋め込み、爪を起こして留め、その先端部分を丸くするために使用します。

また、アンティークなジュエリーデザインに「ミル打ち加工」が良く使われるケースが多いですが、この鏨を連続して模様になるように加工するときに用います。

硬度の高い地金に、この「ミル打ち加工」で使用するときには充分に慣れていないと腕が大変に疲れます。片手で持つ、小さな工具ではあっても、体全体でコントロールする必要のある工具の代表選手です。