燐銅




ちょっと専門的、技術的な話になってしまうので恐縮ですが、 原型の加工などに用いられる銀地金の鋳造の際に、地金の中に「割金」として配合されている銅の成分が鋳造工程において酸化してしまうことが、「鋳肌」(鋳造の表面状態)のあがりを悪くしてしまう要因の一つとなります。


その地金が酸化してしまうことを制御するために使用する「脱酸剤」と呼ばれるものが、 この「燐銅」なのです。

地金が酸化してしまうと、なぜ悪いのかというと表面に気泡が入ってしまい、すべすべした状態にならなくなってしまうからです。

この「燐銅」はリン酸塩鉱物というものから作られます。 よく見てみると青い色してますね。 このリン酸塩鉱物の仲間には宝石の「トルコ石」も含まれてます。 この鉱物の仲間には同じような青緑色をしてるものが多いのが特徴です。

このままでも綺麗なのでジュエリーの素材として使われないのかな?とも思いますが、 今のところ消耗品材料としてしか、使い道が無いのです。 少しかわいそうな気もしますね・・・

投稿時間: 11:38

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